レンタカー最大手として知られるハーツは、世界147カ国で約8100箇所の営業所を運営しています。
ハーツは世界最大手のレンタカー会社で、米国ナンバーワンの空港レンタカー会社です。69ヶ所のヨーロッパ主要空港に営業所を構え、北米、ラテンアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドでは直営店または非直営店を空港やダウンタウンに展開しています。加えて、ハーツはアフリカ、アジア、中東地域の空港やダウンダウンで直営店を設けています。刷新的なサービスとしてハーツ#1クラブ・ゴールドや、ネバーロストナビゲーションシステム、SIRIUSサテライトラジオや、プレステージ、ファン、グリーンコレクションからなる独自の車やSUV車を取り揃え、同業他社から一線を画しています。
現在、全世界のハーツ予約センターにおいて、年間で約4000万本のお電話をお受けし、約3000万件の予約をいただいています。
ハーツの完全所有子会社のご案内:
Hertz Equipment Rental Corporation (HERC):ハーツ・エクイップメント・レンタル(HERC) 一連の建設機器および官民事業向け機材・重機の貸し出しおよび中古機器の販売。
Hertz Claim Management Corporatio:ハーツ・クレーム・マネージメント (HCM) 主要企業の保険業務代行や保険商品販売
Hertz Local Edition® (HLE):ハーツ・ローカル・エディション(HLE) 保険の代車または個人の車が修理中や使用不可能な場合のレンタルに特化したレンタル事業
1910's 1918年9月、レンタカー業の創始者であるウォルター・L・ヤコブは22歳にして、シカゴに営業所をオープン。彼自身で修理や塗装を施した12台のT型フォードからスタートするも、5年間で年間収益を約$100万までに拡張。 年表に戻る
1920's 1923年、ヤコブはYellow Cab, Yellow Truck,そしてCoach Manufacturing Company の社長であるジョン・ハーツにレンタル業務を譲渡。ヤコブは引き続き経営および管理の幹部としてハーツに残る。
General Motors Corporationは1926年にジョン・ハーツからYellow Truckを買収し、ハーツ・ドライブ・ユア・セルフ・システムと呼ばれるこのレンタルビジネスも収める。 年表に戻る
1930's 1932年、業界初の空港営業所をシカゴ・ミッドウェイ空港に開設。この年の終わり、世界中を飛行機で旅することを促進するため、ハーツは初の「フライ&ドライブ」プログラムを実施。 年表に戻る
1950's 1953年、ハーツはGMCからOmnibus Corporationに売却され、自動車とトラックのレンタル業務を専門とする。1年後、社名を「ハーツコーポレーション」とし、ニューヨーク証券取引所に初めて登録される。ヤコブは初の社長として、1960年の定年まで就任。彼は1985年に88歳で他界。
1954年、第一次世界大戦以前はニューヨークにおいて最大のトラック・リース会社であったMetropolitan Distributorsを買収。これによりMetropolitanのC. Greenbaumはハーツ取締役会の副会長に就任。後に会長となり、1960年には最高経営責任者に就任。
1960's 1967年、ハーツコーポレーションはRCA社の独立した完全所有子会社となり、自らの取締役会による管理の下、営業を開始。
1970's 1970年、産業の中心地であるオクラホマシティーに全世界対応の予約センターを設立。翌年には、同じくオクラホマシティーにデータセンターを設立。世界中で、24時間365日の対応となる。
1980's 1984年、レンタカー業界で初めてComputerized Driving Directions (CDD)を導入。アメリカおよびカナダの100を越える空港および市内営業所に設置。これは簡単な操作性で、セルフサービスによる、タッチパネル形式のもの。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語およびスペイン語の6ヶ国語に対応。
1985年、UAL, Inc.と合併。1987年12月30日には、Ford Motor Companyおよびハーツの特定の経営陣によってハーツを買収する目的のために創られたPark Ridge Corporationに売却。1988年には、Volvo North America CorporationがFordおよびハーツと共に、Park Ridge Corporationの投資家に加わる。
1987年に、インスタントリターンを開始。これにより返却時の手続きが一層スムーズになる。返却場所にてインスタントリターンのハンドコンピューターを用意したスタッフが待機。今日では、世界中で100以上の営業所にてこのサービスをご提供中。
1989年、アメリカにて「迅速なサービス」の代名詞となるハーツNo.クラブ・ゴールド・サービスを開始。今では800を超える営業所にて提供しているこのサービスは、極限の速さと品質を提供する。このサービスにより、レンタル開始時の書類手続きが不要になり、長蛇の列とも無縁に。
1990's 1991年にハーツNo.1クラブ・ゴールド・サービスがカナダに導入、1992年にはヨーロッパ、1993年にはアジア・パシフィックに導入。
同年、Park Ridge Corporationがハーツコーポレーションと合併。1994年、フォードはハーツの発行済株式を購入し、ハーツはフォードの独立した完全所有子会社となる。
また、1994年、オクラホマシティーにある全世界対応の予約センターおよびデータセンターと併せ、ファイナンシャルセンターを設立。
1995年、アメリカにて車内搭載のナビゲーションシステム、NeverLostのサービスを開始。運転席と助手席の間に固定されたスクリーンに目的地までの道順を案内し、コンピューターの音声によるガイドを行う。
1997年、新しいウェブサイト、hertz.comを立ち上げる。写真による車種の案内や、会社案内、サービスに関する情報、プロモーションやパートナーシップ情報を掲載。予約と同時に料金を案内し、予約確認やキャンセルにも対応。
1997年4月25日、“HRZ”としてニューヨーク証券取引所に登録され、上場企業となる。
1997年10月、アイルランドのダブリンにハーツ・ヨーロッパ・サービス・センターをオープン。フランス、ドイツ、アイルランド、スイスおよびイギリスからの予約を取り扱う、ハーツ・ヨーロッパの中心センターとなる。
1998年、ハーツはNeverLostナビゲーションシステムのサービス拡大と向上を目的としMagellan Corporationとの合弁事業 の体制を発表。この合弁企業による40,000台の次世代モデルがアメリカとカナダに配備。これによりハーツが世界的に最先端技術のリーダーであることを位置づけた。1999年、日本においてトヨタレンタカーと提携し、日本国内において1,100ヶ所もの営業所でサービスを開始する。
2000's 2000年5月、アラバマ州モバイルカウンティ・シェアーランドに、アメリカで2つ目の予約センターをオープン。
2000年7月、上級会員としてNo.1クラブ・ゴールド、No.1クラブ・ゴールド・ファイブスターおよびNo.1クラブ・ゴールド・プレジデントサークルの3つのプログラムを発表。
2001年3月9日、フォードがハーツの社外株式の18.5%を改めて獲得したことにより、ハーツはフォードの完全子会社となる。
2001年6月、最新の高級車を取揃えたハーツ・プレステージ・コレクションをスタート。ジャガーやランドローバー、リンカーン、アウディ、インフィニティ、キャデラック、ハマー、ボルボなどを提供し、他社にはない、お客様と高級車との橋渡しとなる。
2002年にヨーロッパ、さらに2003年にはオーストラリアにネバーロストが導入。
2002年3月、ハーツはレンタカー業界として初めて北京、上海、広州など、いくつかの営業所を中国にて展開。
2002年12月、ハーツは米国にてSIRIUSサテライトラジオのサービスをスタート。約20,000台をご用意し、65の音楽チャンネル、55のニュース、スポーツ、エンターテイメントチャンネルを受信。
2004年、ハーツは初の試みとして、車種指定の予約を可能に。ハーツNo.1クラブおよびNo.1クラブ・ゴールド会員がメーカーおよび車種を基に予約することを可能としたものであり、決して他社にはないサービスである。
2005年12月には、3つの大手非公開株式投資会社である、Clayton, Dubilier & Rice, The Carlyle Group, Merill Lynch Global Private Equity がハーツを獲得。
2006年1月、ハーツはコンバーチブル、クーペ、ロードスター、SUV車などを取り揃え、いつもと違ったドライブ体験を希望するお客様にあわせたハーツFunコレクションをスタート。加えて、すべての車にシリウスサテライトラジオを搭載し、車種指定予約を可能に。米国主要空港営業所およびハーツFunコレクション取り扱い営業所で予約可能なFunコレクションの目玉は、Ford Mustang GTsの特別限定仕様車のShelby GT-H。
2006年にはヒューストン、ニューヨークメトロエリアで、有料道路料金立替払いシステムであるプレートパスTMを導入し、有料道路での優先車線の走行が可能になる。次の年には、ボストン、アトランティックシティー、フィラデルフィア、バルチモア、ワシントンD.C、フロリダを含む北東地域に、プレートパスTMが導入された。
2007年春、ハーツは“ハーツ・アワリー・レンタル”をニューヨークシティーで開始し、その年の暮れにはボストンでも開始された。コンパクト、ミッドサイズセダン、中型SUV車、グリーンコレクションなど、様々な車種の時間単位のレンタルが可能に。申込金や予約のキャンセル料、変更手数料は一切不要。通常のハーツでのレンタル同様、ハーツ・アワリー・レンタルは、24時間緊急ロードサービス、チャイルドシートやプレートパスなどの追加装備の利用も可能である。
また、2006年には低燃費で環境にやさしい、Toyota Camry、Ford Fusion、Buick LaCross、Hyundai Sonata などを取り揃えた、グリーンコレクションを導入した。グリーンコレクションは高速道路での走行時にアメリカ環境保護庁の基準値である1ガロンあたり31マイルの走行を実現。加えて、大部分は大気汚染ガスや二酸化炭素の低排出を証明する、アメリカ環境保護庁のSmartWay証明書を表示している。
2007年6月、ハーツは6800万ドルを費やしグリーンコレクションにハイブリッド車Toyota Prius3400台を導入。
2007年8月、ハーツはオーランドに新しくSimply Wheelz を設立し、旅行者を今日最も有名なレンタカーにより早く、簡単、そして快適につなぐシステムを誕生させた。Simply Wheelz (www.SimplyWheelz.com) は使いやすい予約サイトで低価格な料金を提供し、借り出しや返却の際は最新のセルフサービスマシーンを導入した。
2007年、ハーツはNick on the Go を導入した。Nick on the Goは休暇中の家族連れのための携帯型、事前搭載、タッチスクリーン式の映像プレーヤーで、米国主要営業所で取り扱いがある。
2008年の夏には、ハーツを象徴する色である黄色に、反対色の黒のストライプを描いたCorvette ZHZが限定車として登場。500台のZHZが、ラスベガス、ロサンゼルス、ニューヨーク、フェニックス、サンディエゴ、サンフランシスコを含む全米14州の24主要空港および市内営業所に配備された。
ハーツでは2008年12月からニューヨーク、パリ、ロンドンでa-pay-as-you-goという会員向けの新しいサービスにも意欲的に取り組んでいる。
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